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2003年01月 第 4週(20日〜26日迄)

 2003年01月20日(月)
天 候 曇り ポイント:/秋の浜 水 温 17℃
風 向 き 北北西6m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 10℃:3℃ 波 高 2,0 m
日中の降水確率     20% 流 れ 有り
満潮:干潮(中潮) 17:46 12:18
 水面に多少波が有りましたが、水中は大変静かでなかなかいい海でした。ただかなり流れがかかっていて、正面から流れに乗って上がってきたらあっと言う間に右の駆け下りまで行ってしまいました。今日は久しぶりにクマドリイザリウオを見ました。4cm程の可愛い白クマくんです。浅場のイロイザリ3匹も健在でイザリウオの数がだんだんと増えてきました。しかし、昨日見つけた5mmのベニイザリウオの姿はもうありませんでした。また会える機会があればいいのですが・・・ カナさんが変わったウミウシを見つけてきました。図鑑で見たところマクロパスが一番似ています。大きさ1p程とても綺麗なウミウシです。今日のお魚は、テレラブルス「Terelabrus」属の1種です。これは新属新種のベラの仲間で今まで秋の浜で数個体確認されています。国内では久米島・八丈島・高知・三宅島などで見つかっているそうです。そんな珍しい(マニアックとも言う)ベラが今、秋の浜の深い所にいます。このテレラブルス属の1種ですが、大島では体の地の色が白いタイプと黄色のタイプと2タイプが見つかっており大沼さんの話によると今回の黄色地のタイプの方が珍しいようです。しかし、色が派手なわけでもすご〜く可愛いわけでもなく、はっきり言ってただの細いベラにしか見えません。よほどマニアックな方でないと喜ばないかもしれませんね。(笑)   (担当 有馬)


 2003年01月21日(火)
天 候 曇り ポイント:/秋の浜 水 温 16℃〜17℃
風 向 き 北西1m 透 明 度 20m
気 温 (最高:最低) 12℃:2℃ 波 高 2.5m
日中の降水確率 0% 流 れ
満潮:干潮(中潮) 07:23 12:56
  安定した潮が続いています。水温もそこそこで水面近くは17℃あります。時間によっては流れているようですが、透明度もよく最高のコンディションです。今日は左の砂地に行ってきました。ササハゼ・シマヒメヤマノカミ・ネジリンボウ・オキハギ・タツノイトコ・ガラスハゼなどの定番の魚達は元気にしていました。ウミテングは今日も仲良くペアで砂地をデートしていました。昨日も見てきたクマドリイザリウオは今日も同じ岩の上でのんびりとしていました。イソコンペイトウガニ・ムチカラマツエビ・ヒヅメコシオリエビ・クリアクリーナーシュリンプなどの甲殻類も健在です。今日初めてテンスモドキが砂に潜るのを見ました。いつもライトを当てても逃げていってしまう事が多いのですが、今日はスポッと砂の中に潜っていきました。でも、ライトを5cm位まで近づけて初めて潜りました。テンスモドキって結構のんびり屋さんなのかもしれませんね。段落ちに5cm程のフウライチョウチョウウオygがいました。水温が下がってきたのによく頑張っているものです。今日のお魚ホシキカイウツボです。このウツボは段落ちなどの浅場で見かけます。大抵見るのは小指程の太さの可愛いサイズで体長も15cm位までしか見た事がありません。図鑑によると体長30センチ程まで成長するそうです。幼魚サイズしか見た事ないと言うことはもしかしたらこれも季節来遊魚なのかもしれませんね。普通のウツボより少しつぶれ気味の顔と口の周りに並ぶ白点が特徴です。見る時は殆んどの場合が穴から顔だけ出している状態です。この顔がカメラなどでアップにするとなかなか可愛いんですよ。機会があったら見てください。        (担当 有馬)


 2003年01月22日(水)
天 候 晴れ ポイント:/秋の浜 水 温 16℃〜17℃
風 向 き 西南西4m 透 明 度 15m〜20m
気 温 (最高:最低) 10℃:4℃ 波 高 2.5 m
日中の降水確率 20 % 流 れ 有り
満潮:干潮 (中潮) 07:55 13:35
 メルハバ。いやぁ〜寒い日が続きますね・・・東京はインフルエンザが流行っているそうですが、身体にはくれぐれもお気をつけください。海は黒潮の影響をうけているせいか明るく温かい潮が続いています。正面の際のマダラハナダイのチビの近くにチビハナダイサクラダイのチビがいます。チビハナダイにしてはわりと大きい個体(4cmくらいで岩の隙間から顔を出しており、ライトを当てるとすぐ引っ込むのですが別の近くのスリットから顔を出してこちらの様子を伺っています。その近くにサクラダイのチビがサービス良く泳ぎまわっており、相変わらずこの辺りはとても賑やかです。ハナダイがまだまだ増えるかも!!右方面もなかなおもしろいですよ。クダゴンベがいる辺りのガレ場では結構、おおきくなったツキノワイトヒキベラを観察できます。30の岩アナモリチュウコシオリエビクシノカクレエビもいますしゴロタの駆け上がりではネコザメのチビもまだみることができます。水温が暖かいせいか共生ハゼも元気です。明日は海が荒れそうです・・・・ちょっと心配。(担当 荻島)


 2003年01月23日(木)
天 候 ポイント:/秋の浜 水 温 16℃〜17℃
風 向 き 東北東4m 透 明 度 10m〜15m
気 温 (最高:最低) 6℃:7℃ 波 高  5m
日中の降水確率 80 % 流 れ なし
満潮:干潮 (中潮) 08:27 14:17
ボンジーア。天気予報通り今日は雨になりました。結構、降っており海のほうもかなり荒れています。午前中はそんなに荒れていなかったのですが午後は香奈さんたちが海を見てはいるのをやめるくらい大荒れの状態です。。。お客さんもいたのですがジェットフォイルが繰り上げ出帆になったので1本潜らずに帰宅となりました。あ〜寂しい・・・とりあえず1本、秋の浜に潜ってきたのですがサージもきつくかなり暗い海でした。久々にハナダイの根にいってきたところ、相変わらずイトヒキハナダイが多くキシマハナダイのチビも4個体集まってました。その周辺にはスジキツネベラ(学名の種小名がついてないちょっとかわいそうな魚)のygと思われる個体がいます。大きさは2・5cmくらいでまだ色が濃くきれいな個体なのですが、近寄ると岩の隙間にはいってしまうとてもシャイな奴です。暗かったせいもあるのでしょうが・・・もうちょっと浅いところに上がってきてくれるといいんですけど。今週末から椿祭りが開催されます。船の予約は早めのほうがよろしいかと思われます。明日も海が荒れそう、ちょっと憂鬱。(担当 荻島)


 2003年01月24日(金)
天 候 曇り/晴れ ポイント:/秋の浜 水 温 17℃
風 向 き 東4m 透 明 度 15m〜20m
気 温 (最高:最低) 11℃:5℃ 波 高 5,0 m
日中の降水確率 20 % 流 れ 無し
満潮:干潮 (小潮) 08:59 15:06
 東の風・波の高さ5mという天気予報とは裏腹にとても静かになった秋の浜に潜ってきました。今日は左の砂地に行ってきました。カスザメヒラタエイなどの砂を払って見ていると遠くからいつものようにミノカサゴがやってきます。一部のお客さんの間でポチと呼ばれているこのミノカサゴは、ダイバーが近づくと必ず寄ってきて、僕らがライトで照らしている所を一緒に見ているのです。多分餌を探しているのでしょうがこんなに人間に寄ってくるなんて毒を持つミノカサゴならではでしょう。クマドリイザリウオはいつもと同じ様な所にいました。ただ今日は岩の上ではなく海草の中に完全に隠れていました。その近くにはネッタイミノカサゴのygもいました。今年はネッタイミノカサゴの数が例年に比べて多いです。1匹位冬を越えてくれると面白いのにな〜と思っています。ウミテングもペアでいました。今日のお魚オニハゼ属の1種です。 通称カワリオニハゼと呼ばれているこのオニハゼの仲間は、一見普通のオニハゼに見えるのですが背びれにブルーの斑紋があります。♂の背鰭はもっと特徴的で1〜3棘までが長く伸長します。このハゼは大島ではそんなに珍しいハゼではなく結構な数がいると思われます。水中では逆三角形型の黒っぽい模様が第一背鰭のすぐ下側の体側に目立って見えます。遠くからでもよ分かりますよ。浅場のイロイザリウオ3匹も元気でいました。 (担当 有馬)


 2003年01月25日(土)
天 候 晴れ ポイント:/秋の浜 水 温 16℃
風 向 き 西4m 透 明 度 20m
気 温 (最高:最低) 10℃:2℃ 波 高 2,5 m 
日中の降水確率 0 % 流 れ 有り
満潮:干潮 (小潮) 09:33  16:12
 今日は、朝からいい天気だった事もあって実に明るい水中でした。透明度もすごく良くいいコンディションです。ただ水温が少し下がって来てしまいました。水温が下がって来たということはそろそろウミウシのシーズンです。まだまだ生き残っている季節来遊魚が多い為、どうしてもウミウシはあまり探さずに潜ってしまうのですが、探してみるとなかなかいるもので、ウデフリツノザヤウミウシ・サギリオトメウミウシ・カンナヅノザヤウミウシ・マクロパス・フルーツポンチウミウシ(仮称)・フタイロニシキウミウシ等、特に珍しい物ではないですが沢山いました。星野さんがアオサメハダウミウシが海綿に産卵しているのをみたそうです。これから産卵シーズンを迎えるウミウシ達、いい被写体になるかもしれませんね。正面の際は相変わらずハナダイで賑やかでキシマ・アサヒ・フタイロ・マダラ・サクラダイ達が泳ぎまわっています。ベニヒレイトヒキベラygも元気で居たそうです。今日のお魚セダカハナアイゴです。このアイゴは小笠原諸島や琉球列島などの珊瑚礁域に生息する魚で大島には昨年初めて流れてきました。普通のアイゴに比べ体高が高く後頭部が盛り上がるのが特徴です。体に散在する黄色の点が目立ち、ライトを当てるとなにげに綺麗です。一時期は10匹程の群れを作っていましたが、最近は段々と数が減ってきました。今日1匹だけ左の砂地でその姿を見ました。大きさ20cm程の立派な個体でしたが体の色はとても悪く、黒くくすんで見えました。さすがに16℃はきついのでしょう。クマドリイザリウオは今日も海草の中に隠れていました。 (担当 有馬)


 2003年01月26日(日)
天 候 曇り ポイント:/秋の浜 水 温 15℃〜16℃
風 向 き 北東4m 透 明 度 20m
気 温 (最高:最低) 10℃:2℃ 波 高 2.5m
日中の降水確率 0% 流 れ 有り
満潮:干潮 (小潮) 10:10   17:45 
  北東の風が強く、ややうねりが入ってきています。水温も少し落ちたようで15℃です。相変わらず流れていることが多く、午前中は西側へ流れていました。真沖の33mロボイ(ボブサンウミウシ)が見られたようです。他にもウデフリツノザヤウミウシ・カンナツノザヤウミウシ・ヤマブキウミウシ・タマゴイロイボウミウシなどいろいろ見られています。正面の27mではもう成魚のクジャクベラが多く、体側の模様がかなりはっきり見られます。サイズも5cmちかくになりました。ただ低水温のため、あまり元気はありません。写真は撮りやすいかもしれません。同じサイズで、ツキノワイトヒキベラもかなり多いのですが、こちらは成魚になれるかどうかわかりませんが、個体数はかなり多いので何個体かは成魚に育ってほしいものです。それらに混じってオグロベラオグロベラ属の一種の幼魚が数個体見られています。真沖の20m付近では3cmから成魚に近い8cmサイズのヤマシロベラが多く、コガネキュウセンやシロタスキベラ浅場ではツユベラもまだ頑張っています。サンゴの中には個体数は減っていますがコバンハゼの仲間(コバンハゼ・タスジコバンハゼなど)やダルマハゼの仲間がまだ頑張っています。直径8cmほどに育ったイシサンゴの中にはヒメサンゴガニの仲間が多くみられます。水温が下がったわりにはかなり南方系の魚たちががんばっています。成長は無理としてももう少し元気でいてもらいたいと思っています。(担当 星野)