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2002年06月 第 1週( 3日〜 9日迄)

 2002年06月 3日(月)
天 候 曇り ポイント:秋の浜 水 温 18℃〜19℃
風 向 き 東6m 透 明 度 10m〜15m
気 温 (最高:最低) 26℃:17℃ 波 高  1,5m
日中の降水確率     10% 流 れ 無し
満潮:干潮(小潮) 09:26 16:43
 昼過ぎまで薄曇でしたが、今は青空が広がり汗ばむ陽気になってきました。秋の浜は多少白濁りが有り、透明度が落ちていましたが、波は無く、まずまずのコンディションでした。今日は右トサカ林に行ってきました。エントリーして”グリーンのテーブルサンゴ”に向かって行くと、ゴロタの間に大きなアオウミガメが・・・甲の長さが1m近くあり、よく見ると甲の表面にには茶色の藻がビッシリと生えていました。眠っているのか?度胸がいいのか?4〜50cmまで近付いても逃げようともせず、目だけをキョロキョロ動かして私の動きを追っていました。かなり老成していると見え、前足の根元にはエボシの様な貝まで付着していました。あまり近付いてシゲシゲと見られるのでうっとうしくなったのか?暫くするとムックリと頭を持ち上げ、ゆっくりと岸の方向に泳いでいきました。今まで遭遇したカメの中で、海外を除けば再接近記録だと思います。しかしあれほど藻や貝が付くとは・・・余程、ものぐさなのでしょうね。アオリイカの卵は、50〜100本固まった房が、合計19房有りました。近くには大きなアオリイカが2ペア居たのですが、私に警戒したのでしょうか?すーっと深場に降りて行ってしまいました。薄茶色の藻が付いたのもあれば、産みたての真っ白な房もあります。ちょっと深いのが難点ですが、暫く観察してみたいと思います。因みにガイドのリクエストはしないでくださいね。ゆっくり観察できる水深ではないので・・・。(笑)浅場の産卵床は失敗の様です。ちょっと淋しいですね。セナキルリスズメを2個体確認してきました。2cmと3cm位の大きさで、とても可愛いです。


 2002年06月 4日(火)
天 候 晴れ ポイント:野田/秋の 水 温 18℃〜19℃
風 向 き 北風4m 透 明 度  3m〜8m
気 温 (最高:最低) 25℃:16℃ 波 高  1,5m
日中の降水確率  0% 流 れ 無し
満潮:干潮(小潮) 11:16 18:01
 今日は珍しく北部のポイント4箇所全てに潜ったのですが、何処も最悪の透明度になってしまいました。5m前後の透明度で沖に出るほど悪くなる感じです。何となく回復するまで時間が掛かりそうな気がします。予想が外れれば良いのですが・・・。さて、野田浜ではアーチの先の根の上で、ホンベラが放精放卵をしていました。周辺には相変わらずメジナシラコダイが餌にありつこうと右往左往していました。イシヨウジのお腹がパンパンでした。あちらこちらのケヤリサワラビガイがピンクの卵を産み付けていました。ゴロタの根元ではタツナミガイが2匹寄り添い、海藻の陰に産卵をしていました。ケイカイにはブチススキベラの幼魚が居たそうです。また沖の方ではドチザメクエヒゲダイアオウミガメ等が確認されたそうです。左砂地にヒメアマダイ?の巣穴が沢山あります。警戒心が強くなかなか近付けないのですが、今日は3個体確認できました。深場のアオリイカは今日も産卵に来ていました。


 2002年06月 5日(水)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 18℃〜19℃
風 向 き 南西4m 透 明 度  4m〜6m
気 温 (最高:最低) 27℃:17℃ 波 高  1,5m
日中の降水確率  0% 流 れ 無し
満潮:干潮 (長潮) 13:07 07:32
 お天気も良く何処も凪いでいるのですが、昨日に引き続き最悪の透明度です。秋の浜のエントリー口に立つと、普段は海底が見えるのですが、今はまるでバスクリーンを入れたお風呂状態です。週末までに回復するでしょうか?ちょっと心配ですね。さて今日は透明度が悪いこともあり、じっくりウミウシでも探そうと”アサヒの根”に行ってきました。しかし見つかったのは、キイボキヌハダウミウシandタマゴイロイボウミウシ各2個体づつだけでした。一寸ガッカリして正面の根の際を上がってくると、目の前に大きなオニカサゴが・・・良く見ると何か白い物が巻き付いています。顔の所に1本、そして頭の後ろに2本、更に近付き良く見るとイボイボがあるのです。そうです。巻き付いていたのは何と!タコの足だったのです。恐らくオニカサゴに飲み込まれたタコは必死に足を伸ばし逃れようとしたのでしょう。そして1本は口から残り2本は鰓口から脱出したのです。両方の足はカサゴに巻き付きながら、まだ動いていました。しかし胴体はいったい何処に有るのでしょう?足の位置関係からして胴体はカサゴの喉元にありそうなのですが、飲み込んだカサゴは全然苦しそうな気配も無く、平然としていました。浅場では、ネンブツダイのカップルが、今にも産卵を始めそうな行動を取っていました。近くにはすでに口内保育を始めている♂もいました。”クマノミの岩”では、キンギョハナダイの♂がバリバリの婚姻色を出して、♀の間を独特の動きで泳ぎ回っていました。2DIVE目、一箇所で70分近くネンブツダイを観察していたのですが、実に様々な出来事が周辺で起きます。それに動かないでいると、結構魚の方からから寄ってくるものですね。今週末はあまり透明度が期待できないので、ジックリ・ネッチリ・ダイビングがお勧めです。


 2002年06月 6日(木)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 17℃〜19℃
風 向 き 北東7m 透 明 度 3m〜15m
気 温 (最高:最低) 23℃:16℃ 波 高  2m
日中の降水確率  10% 流 れ 無し
満潮:干潮 (若潮) 14:24 08:18
 昨日は数回の地震が有り、ニュースでも報道されましたが、今日は体に感じる地震は無く、いつもと変わらない大島です。ただ、夜中の雷と雨は凄かったです。(といっても途中で眠ってしまったのですが。)
余程大量の雨が降ったのでしょう。今日潜ったら、秋の浜の砂地が茶色く変色していました。雨水と共に流れ込んだ土砂が堆積したためと思われます。透明度も浅場は3〜5mと言ったところ・・・深いところは綺麗なのですが、水の抜ける水深は刻一刻と入れ替わり、ちっとも安定しません。土砂と濁り・・・踏んだりけったりという感じですが、実はとても楽しく潜ってきました。何しろ土砂が流れ込んだのは昨日の夜中、ということはまだ土砂が積もってから数時間しかたっていないのです、それでも砂地には色々な生き物の活動の跡が見られました。一番の働き者は共生ハゼと同居しているエビ達です。早朝からセッセと働いていたらしく、ハゼの穴の前だけは茶色の砂がどけられ、綺麗になっています。反対に、寝坊していたと思われるのが、大きなヒラメ。体の上に茶色い土をのせたまま、目だけキョロキョロさせていました。隠れているつもりの魚でも、土砂が積もった後に動いたものならば、超見付けやすいです!丸い輪郭を見つけて「何か居るな。」と思って触ってみたら、ヌメッとした感触!砂を払ったらそこから25cm位のクロウシノシタと思われる魚が出てきました!大島にあって25cmもあるウシノシタを見るというのはとても珍しいことなのです。これも大雨のおかげで見つかったようなものです。その他、Tm位のサカタザメも見かけました。これは、先ほどの寝坊ヒラメと違って綺麗な体だったので、早朝から活動していたものと思われます。・・・砂地がとても楽しかったので、熱く語ってしまいましたが、正面の根ではキシマハナダイフタイロハナゴイの幼魚が、右側では、セナキルリスズメダイワカヨウジの幼魚が、それぞれ健在でした。


 2002年06月 7日(金)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 18℃〜19℃
風 向 き 南西6m 透 明 度  6m〜8m
気 温 (最高:最低) 26℃:14℃ 波 高  1,5m
日中の降水確率  0% 流 れ 無し
満潮:干潮 (中潮) 15:18 08:55
 最悪の透明度からは、脱した様です。浅場は10m近くまで回復しました。更に良くなってくれるといいのですが・・・。さて今日は右アオリイカの卵から”左砂地”まで一巡してきました。右ゴロタのソウシイザリウオは健在でした。相変わらず先週末と同じ所に、ドテッと張り付いていました。40cm近い大きさがあり、更にお腹も大きくてとても迫力があります。クダゴンベも以前から観察しているウミトサカに付いていました。左の砂地では、胴体が掌サイズ、尾の先端まで入れても、実測で30cm足らずの可愛いカスザメと遭遇しました。恐らく数週間もしくわ1ヶ月前位に産まれたと思われるのですが、過去に見た個体の中では一番小さなサイズでした。左のヒレナガネジリンボウも健在でした。”段落ちの壁”には、昨年惜しくも産卵シーンを見逃してしまったのと同じ個体のベニイザリペアが居ます。すでに♀のお腹は大きく膨らみ、必ず近くには♂が一緒にいます。他の魚同様、イザリウオ類にも春がやってきたんですね。セミナイトに行ってきました。アカオビコテグリの産卵はすでに始まっていました。産卵場所から少し離れた所では、♂同士の熾烈な戦いも確認されました。また、水深15m付近までオキノスジエビが上がって来てました。秋の浜からは消えてしまったと思っていたのですが、何処かに棲息しているのですね。


 2002年06月 8日(土)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 18℃〜20℃
風 向 き 南西7m 透 明 度 10m〜12m
気 温 (最高:最低) 26℃:17℃ 波 高  1,5m 
日中の降水確率  0% 流 れ 無し
満潮:干潮 (中潮) 16:02  09:29
 多少時間帯で変わる様ですが、ある程度透明度も回復し、スタッフ一同、ホッ!としています。今日もセミナイトを含め、3DIVEしてきました。アカオビコテグリの産卵は、2ヶ所で確認できました。オキノスジエビも昨日はパラパラだったのですが、水深20m付近で、100匹以上固まって居るのが確認されました。毎年浅場で繰り広げられるニシキベラの行進が、すでに始まっています。以前、”秋の浜の仙人”事、大沼氏が何処まで続くのか確かめようと後を追ったのですが、「1時間近く後を着けても、目的地が掴めなかった」と、言っていました。おそらく彼らは集団で放精放卵するので、何処かに集合場所があるのでしょうね。是非とも場所を突き止めてみたいものです。浅場のゴロタでは、ソラスズメダイが巣作りに励んでいます。あちらこちらで忙しなく、石の下に出たり入ったりしています。


 2002年06月 9日(日)
天 候 晴天 ポイント:秋の浜 水 温 18℃〜20℃
風 向 き 北北東3m 透 明 度 10m〜13m
気 温 (最高:最低) 27℃:18℃ 波 高  1,5m
日中の降水確率  0% 流 れ 無し
満潮:干潮 (大潮) 16:42   10:03 
 今日もとても良いお天気に恵まれました。海の方は、風波も無く一見静かなのですが、午後の秋の浜には変なウネリが入っていました。右ゴロタ斜面には相変わらず40cm以上有りそうなソウシイザリウオが入っています。またトサカ林の入り口では、20cm位の縞々が薄っすらと見える個体と、30cm程の個体が確認されました。小さなソウシの傍には、20cm程の巨大ミアミラウミウシも居ました。かなり以前から観察されていて、話には聞いていたのですが、あまりの大きさに思わず「デケー!!」と、叫んでしまいました。正面で何人かのお客様がニタリと遭遇しました。透明度があまり良くなかったのですぐに見えなくなってしまったそうですが、気付いた時にはかなり近かった為、とても迫力があったそうです。これでGWと合わせ、今シーズン2回目の出現です。右トサカ林の入り口では数千匹のブリの大群も出現したそうです。また左の砂地では、カミソリウオも確認されました。♂1匹だけですが、今までの中で一番早い出現です。この他に今日確認されたものです。コケギンポSPアカホシカクレエビイガグリウミウシのペアニラミアマダイムラサキウミコチョウハナハゼオルトマンワラエビオニカサゴササハゼのペアネコザメの卵テングダイルリハタクダゴンベワカヨウジセナキルリスズメベニイザリウオコクテンベンケイハゼムスメウシノシタトウシマコケギンポハナタツニジギンポ産卵中のヘビギンポヒラメイサキの群れムスメベラフタイロハナゴイアサヒハナゴイケラマハナダイフタホシキツネベラスジハナダイクロイトハゼハナミノカサゴヨメゴチヒレナガネジリンボウイボイソバナガニヒメギンポタカベの群れワカヨウジニシキウミウシシュンカンハゼ口内保育中のオオスジイシモチコスジイシモチハナキンチャクフグアカオビコテグリ4個体ナカザワイソバナガニササハゼカンムリベラbabyタツナミガイモクズショイルリハタマツカサウオオキゴンベミミイカ等など・・・。