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2001年 5月 第 2週( 7〜13日迄)

 2001年05月07日(月)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 16℃〜17℃
風 向 き 南南西5m 透 明 度  8m〜12m
気 温 (最高:最低) 23℃:12℃ 波 高 1,5m
日中の降水確率     20% 流 れ 少々
満潮:干潮(大潮) 17:20  10:51
 基本的には晴れているのですが、時折小雨がパラつく変なお天気でした。海は何処もベタベタです。秋の浜は昨日よりもモモイロサルパの数が増え、本当に掻き分けながら進む様な状態です。よくよく見ると沢山連なったサルパの中に子供と思われる小さなサルパが入っている群体も有りました。刺激をするとすぐにバラバラになってしまい、更に同じ形をした中の子供が飛び出してきます。初めて気が付いたのですが、中々面白い生態だと思いました。おちょぼ口をしたウミスズメが、一生懸命このサルパを突っついて捕食していました。右斜面にミカドウミウシが居ました。おそらく連休初めに見つけたものと同じ個体だと思われます。何時もの右ゴロタの間にソウシイザリウオが居ました。いつもの個体よりも少し小さめでピンクがかっています。”30の岩”には半年以上住み着いている赤いミアミラウミウシとグリーンバージョンの2cm位の個体が並んで付いていました。グリーンバージョンは金色に見える点々が有りとても綺麗です。


 2001年05月08日(火)
天 候 ポイント:秋の浜 水 温 16℃〜17℃
風 向 き 南風5m 透 明 度 10m〜12m
気 温 (最高:最低) 21℃:14℃ 波 高 2,0m
日中の降水確率  70% 流 れ 無し
満潮:干潮(大潮) 18:02 11:26
 朝から雨降りですっきりしないお天気でした。海の方は凪いでいますが、透明度が落ちています。相変わらずモモイロサルパが沢山流れ着いていました。今日は水深30ラインからエビ・カニをメインに潜ってきました。観察できたのは、イボイソバナガニビシャモンエビアカホシカクレエビコマチテッポウエビオオトゲホモラスベスベマンジュウガニヨコシマエビイソギンチャクモエビ等です。右の共生ハゼ地帯でスタッフの有馬が死にかけているヒレナガネジリンボウを見たそうです。最初に目に入った時は砂地の穴(おそらく自分の巣穴)に頭から体半分を突っ込んだ状態で動かずに居たそうです。不思議に思ってそっと引っ張り出してみたところ、かなり弱っているヒレナガネジリンボウだったとの事でした。お腹が空いて巣穴から出てきたもののかなり体力が消耗しているのか?巣穴に戻れなくなってしまったのでしょう。やはり南方系の魚がこの海域で生き残るのはとても大変な事なのでしょうね。


 2001年05月09日(水)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 17℃〜18℃
風 向 き 北東6m 透 明 度  7m〜12m
気 温 (最高:最低) 23℃:17℃ 波 高 2,0m
日中の降水確率  0% 流 れ 少々
満潮:干潮 (大潮) 18:42 12:00
 今日も秋の浜はサルパの海でした。サルパ以外にヒカリボヤクラゲ類もとても増えています。クラゲはユウレイクラゲミズクラゲオワンクラゲフウセンクラゲの仲間ツノクラゲチョウクラゲオビクラゲウリクラゲ等が多く見られ、バレンクラゲアカクラゲも1個体づつ確認しました。ヒカリボヤの中には正体不明の生物(甲殻類?)が確認されました。そのエイリアンの様な生物を、近々WebVideoにアップしたいと思いますので、是非見てくださいね。またクラゲにも透明のエビアジ系の稚魚等色々共生していて見ていて飽きません。ここ暫らくこの状態が続くかも知れませんので、興味のある方は早めにお越しください。数年に一度あるか?ないか?のチャンスですよ。しかし、かなりマニアックですが・・・・(笑)久し振りにゾウクラゲと遭遇しました。昨日、ある所でゾウクラゲの話をしていたのですが、まさか翌日に水中で出会うとは・・・・ビックリです。25cm位の立派な個体で、背中のヒレを波打たせながら泳いでいました。大島に来て14年になりますが、まだ過去に2回しか見ていません。私にとってはとてもレアな生物で、思わず興奮してしまいました。写真もビデオも撮れなかったのが、とても残念です。


 2001年05月10日(木)
天 候 薄曇 ポイント:秋の浜 水 温 17℃〜18℃
風 向 き 西風1m 透 明 度  7m〜12m
気 温 (最高:最低) 21℃:14℃ 波 高 2,0m
日中の降水確率  10% 流 れ 少々
満潮:干潮 (大潮) 19:22 12:33
 今日も2DIVE、サルパの海を彷徨ってしまいました。水面下から−5m位までが薄茶色に濁り、特にサルパクラゲが沢山漂っています。今日は、何とかゾウクラゲをビデオに収める事ができました。ただ昨日見たような完全な個体ではなく、何かに啄ばまれたらしく傷付いていたのが一寸残念でした。しかし、この生物、不思議な生き物です。クラゲと言う名前は付いていますが、それは透明な見た目の雰囲気から付けられた名前で、イカやタコ・貝類と同じ軟体動物門に属しているのです。実際には巻貝の仲間らしく、昨日確認した個体にはその証拠に、体内に半透明の三角形をした貝を持っているのを、しっかり見る事ができました。クリオネの様に、2枚のヒレを持ちパタパタ泳ぐ者や、背中?に付いた帆の様な1枚のヒレを波打たせて泳ぐ者もいます。その名の通り、像の鼻の様に長く伸びた吻を持ち、その根元には目の様な二つの点が有り、先端に細かい歯?を持っています。今日はその他に、カメガイの仲間も発見しました。昨日のログに書いたヒカリボヤの中に居た生物はオオタルマワシの成虫と判明しました。またクラゲに付いていた甲殻類は、オオトガリズキンウミノミではないかと思われます。もし、興味のある方は、”山渓のフィールドブックスG海辺の生き物”P279・280をご覧下さい。今日もまた、お魚情報が少なくてすみません。


 2001年05月11日(金)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜/野田 水 温 18℃〜19℃
風 向 き 南南西8m 透 明 度  3m〜 7m
気 温 (最高:最低) 21℃:15℃ 波 高  1,5m
日中の降水確率  0% 流 れ 無し
満潮:干潮 (中潮) 06:04  13:07
 南風が吹き、お天気は夏を思わせる様な陽気でした。海は「波も無くコンディションは最高」と言いたい所ですが、どっこい透明度が極端に落ちてしまいました。野田浜は3〜5m位しかありませんでした。秋の浜が少し良くて6〜7mといったところです。今日の秋の浜はユウレイクラゲを3個体見ただけで、他のクラゲやモモイロサルパは全部消えてしまいました。潮が入れ替わってしまったようです。”右のトサカ林”に行ったのですが、相変わらずタカベの群れが凄いです。おまけに結構型の良いウメイロも沢山群れていました。ちびテングダイも6個体程ですが固まって群れていました。(荻島ログ) 野田浜は水温が18度以上有りました。今日観察したものは、ハマフエフキシマアジbabyネンブツダイミナミハタンポヒメギンポシュンカンハゼヤリイカの卵ムスメウシノシタトラウツボトビヌメリミヤケスズメダイベンケイハゼイシヨウジアカネテンジクダイクマノミクロヘリアメフラシモクズショイイタチウオカスザメイズヌメリ?等です。(有馬ログより)


 2001年05月12日(土)
天 候 晴天 ポイント:秋の浜 水 温 17℃〜19℃
風 向 き 西北西3m 透 明 度 10m〜15m
気 温 (最高:最低) 21℃:14℃ 波 高  1,5m 
日中の降水確率  0% 流 れ 無し
満潮:干潮 (中潮) 06:33   13:42 
 朝から清々しい青空が広がりました。風も穏やかです。秋の浜の透明度は多少回復しました。水深20mを過ぎた辺りからは、15m位見えます。昨日もスタッフログに書きましたが、モモイロサルパはきれいに居なくなってしまいました。20cm程のオオサルパは2個体確認しました。今日は一本目”左砂地”をゆっくり探索してきました。狙いは、キビレミシマとメガネウオだったのですが、どちらも見つけられませんでした。見たものは、ホウボウカスザメミノカサゴオオシロアナゴホオジロゴマウミヘビヒレナガネジリンボウクサハゼトラギスSP等です。二本目は、スタッフの荻島から情報を貰い、正面のテントウウミウシゼブラガニを見てきました。水深15位から根に上がった所では大きなトビエイに遭遇しました。ビデオは持っていたのですが、クローズアップレンズを付けていた為に撮影できなかったのがちょっと残念です。荻島の話では、”おはぎ”と呼んでいる岩の下にも、ニラミアマダイが2個体居るそうです。探せばもっと居るのかも知れませんね。今年は是非、繁殖行動を見てみたいものです。


 2001年05月13日(日)
天 候 晴天 ポイント:王の浜/秋の浜 水 温 17℃〜19℃
風 向 き 西南西4m 透 明 度  7m〜15m
気 温 (最高:最低) 23℃:15℃ 波 高 1,5m
日中の降水確率  0% 流 れ 無し
満潮:干潮 (中潮) 07:05   14:21 
 今日も朝から最高のお天気に恵まれ、海も凪いでとても良いコンディションでした。しかし透明度はあまり良くありません。一本目は王の浜の”トリプルアーチ”に行ってきました。大きなアーチの中は相変わらずネンブツダイで埋め尽くされています。前を泳ぐバディが隠れてしまう程です。アーチ周辺はイサキマアジがもの凄い数で群れていました。その他に砂地にはカスザメアカエイ等が見られ、根の周辺にはテングダイや大きなハタタテダイクエ等も数個体いました。通常コースはホンダワラが生い茂り、あちらこちらにメバルの子供達が群れていました。魚が居なければ、本当に草原に迷い込んだ様な錯覚に捕らわれてしまいそうです。今日は波が殆ど無かったので海藻も揺れず、とに角気持ち良かったです。秋の浜は”30の岩”から正面に流したのですが、特に変わったものは出ませんでした。